オイラはリトルエンマ!
オンカジは昔からグレーとか違法とか色々言われているけど、プレイヤー数が激増しているから結局どうなの?って思っている人は多いはずだぞ。
今回はオンラインカジノって結局、違法なのか合法なのかこれまでの判例などを詳しく見ていくのだ!
黒よりのグレーだが逮捕の可能性は低い
オンラインカジノが世間から注目を集めたニュースとして、山口県で起きた4630万円誤送金事件があります。2022年5月に起きたこの事件では、町から誤送金された4630万円を「オンラインカジノで全部使った」と供述して話題になりました。
この事件をうけて国会で2022年6月、岸田総理によって以下のような討論が行われました。
岸田総理
「御指摘のように、オンラインカジノ、これは違法であります。オンラインカジノを含めた違法なギャンブル等については取締りの強化のみを記述しているというのが基本計画のありようだと思っております。」
また、消費者庁や警視庁は以下のような見解を示しています。
「海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪になります。
実際にオンラインカジノを客として利用した者が賭博罪で検挙された事例もあります。
犯罪になることを知らなかったでは済まされません。
賭博は犯罪です。絶対にやめましょう。」
消費者庁 日本国内ではオンラインカジノに接続して賭博を行うことは犯罪です!
「オンラインカジノは、海外の事業者が合法的に運営しているものであれば、日本国内で、個人的にこれを利用しても犯罪にならないと考えていませんか?
海外で合法的に運営されているオンラインカジノであっても、日本国内から接続して賭博を行うことは犯罪です。」
警視庁 オンラインカジノを利用した賭博は犯罪です!
このように、公の見解としては日本国内でオンラインカジノをプレイすることは違法であるという認識を示しています。
そのため、当サイトではオンラインカジノの解説をしていますが、日本においてプレイを検討している方はあくまで自己責任でお願いします。
しかし、実情は政府や公的機関の認識と異なっているようです。
詳しくは下記、「スマートライブ事件」を例に説明します。
スマートライブ事件と言われる過去の事例
3人中1人は不起訴処分に
2016年3月、京都府警がイギリスに拠点をおく会員制オンラインカジノ「スマートライブカジノ」でカジノを行った3人を賭博容疑で逮捕しました。
自身のスマホやPCを使ったオンラインカジノのプレイヤーが逮捕された全国初の事案です。
逮捕された容疑者3名は名前、年齢、職業まで公表され、スマートライブカジノだけでなく他オンラインカジノで遊んでいたプレイヤーの間でも「自分たちも逮捕されて全てをさらされるのではないか?」と憶測が飛び交い、オンカジ界に激震が走りました。
3人中2人は略式起訴に応じています。これは「法律上の妥当性を検討する前に罰金刑を受け入れてすましましょう」というものです。
しかし、残る1人が不起訴処分になったということはとてつもなく大きな意味を持つといえます。
つまり、検察がオンラインカジノで賭けをして遊んだだけでは法律に問うことは難しいと判断したのでしょう。
弁護士の見解
賭博罪を専門とする津田岳宏弁護士によると、日本にいながらオンラインカジノで賭けを行うことに対する賭博罪の適用の可否については以下のように考えられています。
賭博罪とひと口にいうが,単純賭博罪と賭博場開張図利罪の軽重は雲泥の差である。
後者の量刑は3月以上5年以下の量刑であるが,前者の量刑は50万円以下の罰金である。
諸外国では,賭博場開張図利罪や職業賭博は処罰するが単なる賭博は処罰しないという法体系を取っている国も多い。
ドイツ刑法や中国刑法がそうだ。
現行刑法でも,単純賭博罪は,非常な微罪である。
法定刑は罰金のみ,罰金刑の法律上の扱いは軽く,たとえばわれわれ弁護士は,執行猶予が付いても懲役刑なら資格を失うが,罰金刑なら失わない。
またこのブログで散々書いているように,今の日本は,競馬やパチンコなど,容易に合法的な賭博行為ができる環境が整っている。
つい先日には,カジノ法案も可決された。
そのような状況で,この微罪を適用して刑に処することが刑事政策的に妥当であるとは到底思えない。
単純賭博罪は撤廃すべきというのが私の主張であるし,少なくとも,この罪は今すぐにでも有名無実化させてしかるべきである。
麻雀プロ弁護士津田岳宏のブログ 不起訴の勝ち取りーオンラインカジノプレイヤーの件
要約すると以下のようになります。
- 賭博を開いた罪と賭博をした罪では圧倒的に賭博を開いた罪のほうが重い
- 罪の軽重に大きく差があるのは、あくまで胴元を検挙することを目的にしているため
- オンラインカジノにおいてはカジノ側は国外の法律に従って適法に運営されている
- 運営側であるカジノには違法性がなく処罰できない場合、プレーヤーが処罰されるのはおかしい
当然、津田弁護士のブログで書かれてあることは裁判で争われたことではないので裁判所がどう判断するかは定かではないのですが、少なくとも検察レベルの話では賭博罪を適応して有罪にもっていくのは難しいと判断されたのは事実だと考えられます。
完全にアウトな事例もあるので注意
ここまでは、オンラインカジノが黒よりのグレーであり、政府や公的機関の認識と実情が異なっているという話をしてきましたが、擁護しようがないパターンも存在します。
カジノカフェ(店舗型)で提供されているオンラインカジノ
カジノカフェとは別名、インカジと呼ばれています。顧客にオンラインカジノで遊ぶ場を提供する店舗型カジノです。
カジノカフェではオンラインカジノでの賭け金を預けたり、オンラインカジノで獲得した勝利金をその場で直接現金で払い戻したりするなど、顧客と店舗運営者との間で金銭のやり取りが発生します。
オンラインカジノを麻雀に置き換えると分かりやすいですが、カジノカフェは賭博罪が適用できる営業形態です。また反社会勢力の資金源の一つにもなっているため、国内ではカジノカフェの運営者だけでなく遊んでいるプレイヤーも厳しく取り締まっています。
国内で運営されているオンラインカジノ
オンラインカジノのサーバーが国内の運営拠点にあったり、反社会勢力が関わっていたりするオンラインカジノでプレイしてしまうと、罪に問われる可能性があります。
特にインターネットサービスはサーバーがある地域の法律が重要となるため、日本国内に設置したサーバーで運営するオンラインカジノがあれば運営もプレイヤーも確実に賭博罪が適用されるでしょう。
ただ違法オンラインカジノの場合はサイト上に虚偽の情報を記載していることが多々あるので、仮に日本で運営されていても分からない可能性もあります。
無認可で運営しているオンラインカジノ
世界では、非常に悪徳なオンラインカジノも存在します。プレイヤーが必ず負けるようなプログラムを仕込んだ海賊版ゲームの提供、不当な出金拒否、最終的にサイトを突如閉鎖して資金を持ち逃げしたりと手口は様々あります。
違法オンラインカジノで遊んでもプレイヤー側は罪に問われませんが、遊んだところで損しかありません。またそういったオンラインカジノは国際テロ組織など犯罪集団のマネーロンダリングに関わっている可能性も考えられるため、プレイヤーとして参加したこと自体が犯罪を助長することにもなります。
海外でライセンス取得済みの安全なオンラインカジノ5選
海外の会社で運営されているオンラインカジノですが、中にはライセンスを取得していない危険なオンラインカジノも存在します。
今回はそんなオンラインカジノの中から、国内でプレイしても安全なオンラインカジノを5つ紹介します。
ベラジョンカジノ
ベラジョンカジノは、いち早く日本語対応した大人気のオンラインカジノです。
中でも、新規登録した際にもらえる入金不要ボーナスや、入金ボーナスが充実している点が人気の一つとなっています。
また、ベラジョンカジノはキュラソーライセンスを取得しているため安心です。
詳しくは、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
遊雅堂
遊雅堂は、先ほど紹介したベラジョンカジノの姉妹サイトになります。
より日本人向けに作られており、和風なデザインも採用しているので、日本人から人気のオンラインカジノとなっています。
遊雅堂の特徴として、日本円のままベットできる点です。
多くのオンラインカジノでは、日本円の対応をしておらず、海外の通貨がわかりづらいといった方でも安心してゲームを楽しむことができます。
また、入金不要ボーナスもあるので登録後すぐに遊ぶことも可能となっており、ベラジョンカジノ同様キュラソーライセンスを取得しているので安心してプレイすることができます。
詳しくは、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
ミスティーノ
ミスティーノは、2020に立ち上げられたばかりの比較的新しいオンラインカジノです。
人気の理由の一つが出金条件がない点です。
各オンラインカジノには、それぞれボーナスがあり、お得にゲームを楽しむことができます。
しかし、その多くは出金条件があり、稼いでも出金することが難しいケースが多いです。
その点、ミスティーノでは基本的な出金条件がかからないので出金しやすいといった魅力があります。
また、ミスティーのでもキュラソーライセンスを採用しているので安全にプレイすることが可能です。
詳しくは、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
カジノシークレット
カジノシークレットは、2018年から運営されているオンラインカジノです。
カジノシークレットの特徴は、キャッシュバックなどのボーナスシステムにあります。
カジノシークレットでは、ボーナスがキャッシュで配布されるので、賭け条件なしでそのまま出金することが可能です。
「他のオンラインカジノでボーナスもらったけど、出金条件が高くて出金できない…」といった方でも比較的出金しやすいのでおすすめです。
また、カジノシークレットでは世界一取得が難しいと言われているMGAライセンスを取得しているのでこちらも安心してプレイすることができます。
詳しくは、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
カジ旅
カジ旅は、Blitz機能が特徴的なオンラインカジノです。
Blitz機能とは、通常の6倍速でプレイすることができる機能です。
Blitz機能を使えばスロットを高速でプレイすることができ、ちょっとした空き時間にも楽しむことができるのでおすすめです。
またカジ旅はRPG要素を採用しており、ボスを倒すことでフリースピンなどを獲得できるアイテムを受け取ることができます。
入金不要ボーナスもあるので、ぜひおすすめです。
また、カジ旅でもキュラソーライセンスを取得しているため、先ほど紹介したオンラインカジノ同様安心してプレイいただけます。
詳しくは、以下の記事で解説しているのでぜひご覧ください。
そもそもパチンコと何が違うの?
パチンコやスロットは、競馬や競艇などの公営ギャンブルと異なり、賭博罪の対象ではないのかと疑問に感じる方もいらっしゃると思います。
しかし、実際は多くの方が腑に落ちていないのが現状と思われます。
パチンコ業界では俗に言う「三店方式」が取られており、「直接賞金を受け取らないのでギャンブルではないという」ハチャメチャ理論から違法ではないと判断されています。
パチンコ業界と警察のつながりは昔から指摘されており、警察官の天下り先になっていることもあります。
そのため、オンラインカジノの違法性について、パチンコとグルと思われても仕方ない警察が本腰を入れる可能性はあります。
パチンコをギャンブルではないと容認している警察が、違法性が曖昧なオンラインカジノは違法でありプレイヤーを逮捕するというのは、色々と矛盾が起きていると言えます。
結論として、違法性の観点ではパチンコとの違いが非常に曖昧です。しかし、大阪へのIR承知やスポーツベッティングの規制緩和など、オンラインカジノへの風当たりは変化しているように見受けられます。
まとめ
- 無許可のオンラインカジノは危険
- 国内で運営されているオンラインカジノは注意が必要
- 店舗で運営されているオンラインカジノは×
どうだったかな?
今回はオンラインカジノって結局、違法なのか合法なのかこれまでの判例などを詳しく見てきたぞ!
なんというか、理想と現実ってどこの世界にもあるんだな。日本でオンカジをするならくれぐれも自己責任でプレイするんだぞ!