オイラはリトルエンマ!
今日は、オンラインカジノの決済代行業者が逮捕された件について解説していくぞ。
決済代行業者が逮捕されるのは初めてだから、オンカジ界隈はザワついているな。
逮捕までの経緯について詳しく紹介しているから、しっかり見ていってくれ。
2023年9月27日に逮捕、摘発までの経緯
摘発までの経緯は以下のようになっています。
オンラインカジノの決済サービスを運営し、利用者の賭博を助けたとして、警視庁保安課などは、常習賭博幇助(ほうじょ)の疑いで、運営責任者の前田由顕(よしあき)容疑者(42)=沖縄県宮古島市と、システム開発者の時田慎也容疑者(42)=千葉県松戸市=を逮捕した。入送金管理などを行っていた5人も同容疑で書類送検した。
保安課によると、オンラインカジノ利用者の賭博を助けたとして、決済サービスの運営者らを立件するのは、全国で初という。前田容疑者らは「スモウペイ」と呼ばれる決済サービスを運営。スマートフォンなどから海外のカジノサイトにアクセスした利用者が、賭け金や賞金に使われるゲーム内のポイントを日本円に換金する際、スモウペイが使われていた。
逮捕容疑は、令和3年7月~4年7月、スモウペイを運営し、オンラインカジノの利用者18人の賭博行為を助けたとしている。保安課などは、捜査で浮上したオンラインカジノを利用していた20~50代の男21人を今年7月、賭博容疑で書類送検した。利用者の中には最大で1千万円近く負けた男もいたという。
産経新聞
決済代行業者が逮捕されたのは全国で初めてとなり、オンラインカジノプレイヤーだけでなく様々な面で注目されそうです。
次に、「スモウペイ」とはどういった決済代行サービスなのかを解説していきます。
スモウペイ(SUMO PAY)とは?
「そもそも決済代行業者とは?」と考える方も多いのではないでしょうか?
オンラインカジノは数多くの機関が関わっており、決済代行業者はクレジットカードや電子マネーなどの決済手段を導入したい事業者と、カード会社などの決済機関を仲介し、決済システムを提供している会社になります。
その中でもスモウペイは、今回逮捕された決済代行業者が運営している銀行送金を利用した決済方法になります。
会員登録が不要となっており、対応しているオンラインカジノで支払方法をスモウペイと選択するだけで利用できる、非常に簡単な決済方法となっていました。
銀行送金を利用するので、面倒な会員登録などがありません。身分証明書も不要なので、便利な決済手段となっています。さらに日本に口座を持つサービスなので、日本口座への出金がスピーディなため、人気の決済手段の一つでした。
また、スモウペイは未だ対応しているオンラインカジノが少なく、簡単に決済ができるため、これから普及を期待されていた決済手段の一つでもありました。
オンラインカジノの仕組みについて詳しく知りたい方は、以下の記事から確認できます。
今回の逮捕を受けたネット上の反応
スモウペイは、今後さらに普及されることを期待されていた決済方法でした。
そのため、今回の逮捕の件を受けネット上では以下のような反応が見られました。
やはり、国内でオンラインカジノの決済代行業者が逮捕されたことが初めてということもあり驚かれた方が多い印象でした。
昨今オンラインカジノの界隈で逮捕が続いてきていますが、実際プレイすることで逮捕される可能性はどれくらいあるのでしょうか?
次の内容で実際に調べてみました!
オンラインカジノをプレイして逮捕される可能性
しばしば逮捕者を出しているオンラインカジノですが、国内でのプレイヤー数が約300万人ほどであるということを考えると、逮捕は極めて低い確率であると言えます。
その原因について、賭博罪を専門とする津田岳宏弁護士はこのように分析しています。
“賭博罪とひと口にいうが,単純賭博罪と賭博場開張図利罪の軽重は雲泥の差である。
後者の量刑は3月以上5年以下の量刑であるが,前者の量刑は50万円以下の罰金である。
諸外国では,賭博場開張図利罪や職業賭博は処罰するが単なる賭博は処罰しないという法体系を取っている国も多い。
ドイツ刑法や中国刑法がそうだ。
現行刑法でも,単純賭博罪は,非常な微罪である。
法定刑は罰金のみ,罰金刑の法律上の扱いは軽く,たとえばわれわれ弁護士は,執行猶予が付いても懲役刑なら資格を失うが,罰金刑なら失わない。
またこのブログで散々書いているように,今の日本は,競馬やパチンコなど,容易に合法的な賭博行為ができる環境が整っている。
つい先日には,カジノ法案も可決された。
そのような状況で,この微罪を適用して刑に処することが刑事政策的に妥当であるとは到底思えない。
単純賭博罪は撤廃すべきというのが私の主張であるし,少なくとも,この罪は今すぐにでも有名無実化させてしかるべきである。
麻雀プロ弁護士津田岳宏のブログ
要約すると以下のようになります。
- 賭博を開いた罪と賭博をした罪では圧倒的に賭博を開いた罪のほうが重い
- 罪の軽重に大きく差があるのは、あくまで胴元を検挙することを目的にしているため
- オンラインカジノにおいてはカジノ側は国外の法律に従って適法に運営されている
- 運営側であるカジノには違法性がなく処罰できない場合、プレーヤーが処罰されるのはおかしい
当然、津田弁護士のブログで書かれてあることは裁判で争われたことではないので裁判所がどう判断するかは定かではないのですが、少なくとも検察レベルの話では賭博罪を適応して有罪にもっていくのは難しいと判断されたのは事実だと考えられます。
実際に有罪判決が下された事例は今までにないので今回も無罪になるかどうか、今後注目が集まるでしょう。
過去に、オンラインカジノを配信したとして逮捕された件については以下の記事でまとめています。
おすすめの決済方法3選
スモウペイを使っていたプレイヤーの中には、今後どの決済手段を利用しようか考えている方も多いと思います。
そんな方のために、今使えるおすすめの決済方法を3つ紹介いたします!
Payz
『Payz(ペイズ)』は、オンラインカジノで利用されているの中で、最も選ばれている電子決済サービスです。
クレジットカードや仮想通貨などをPayzに紐づけて入金することで、オンラインカジノへの支払手段としても使え、海外が提供する電子決済サービスの中でもトップクラスに信頼度が高いので、初めて海外電子決済を利用する人におすすめです。
しかし、銀行口座へ出金する際はPayz→銀行口座という段階を踏まなければいけないため時間と手数料がかかる点がデメリットです。
Payzが使えるおすすめオンラインカジノ3選
Vega wallet(ベガウォレット)
『Vega wallet(ベガウォレット)』は、2022年にスタートした電子決済サービスで、Payzに次ぐ人気を誇っています。
長年、オンラインカジノのユーザーに使われていた「ヴィーナスポイント」の後継サービスとして誕生しました。
Vega Walletでは、ヴィーナスポイントで好評だった「最短当日入金」や「ポイントバック」サービスがそのまま移行されているため、即日着金・出金でポイントが貯まるという点がメリットです。
Vega walletが使えるおすすめオンラインカジノ3選
iWallet
『iWallet(アイウォレット)』とは、2013年に運用を開始した電子決済サービスです。
香港政府が発行するライセンスを取得しているので、信頼性に優れています。
信頼性の高さから、さまざまなオンラインカジノで決済手段として採用されるほど人気があります。
また、海外のサービスではありますが、サポート自体は日本語対応しているのがありがたい点です。
iWalletが使えるおすすめオンラインカジノ3選
その他決済方法
先ほど紹介した決済方法は、主に電子マネー決済と呼ばれるものになります。
電子マネーの他にも、クレジットカード決済や、仮想通貨を使った決済もオンラインカジノによっては可能となっています。
ご自身に合った決済方法を選択しましょう。
入出金方法についてそれぞれまとめた記事もございますので、合わせてご覧ください。
まとめ
- 決済代行業者「スモウペイ」運営会社が常習賭博ほう助の疑いで逮捕
- 過去の逮捕事例では不起訴処分となる場合も
- 一般的にオンラインカジノでの逮捕確率は極めて低い
どうだったかな?
今回はオンラインカジノの決済代行業者が逮捕された件について解説したぞ!
オンラインカジノをプレイしただけでは逮捕の確率が低いけど、日本においてオンカジをプレイする場合はくれぐれも自己責任でよろしくなのだ!